泥酔したスンウはチェリンを訪ね、"愛している"と告げるが、チェリンは少し動揺するもののスンウを受け入れることはなかった。
スンウを見かねた部下はチェリンに、これまでの一連の買収劇が全てチェリンのためだったことを打ち明けるが、もはやチェリンには通じなかった。
一方、何とかチャンビ(キム・ミニ)の想いを受け入れようと努力するギプン(チャ・テヒョン)だったが、チャンビはギプンを解放し一人でアメリカ留学へ行く決意をしていた。
そんな中、シンウ通運の株主総会が始まった...ギプン側は十分な委任状が集まっていなかった。
総会はシンウ側有利に展開するが、シンウ通運の個人株主として現れたチェリンがギプン側につき逆転勝利した。
チェリンは、ミラ(キム・ソンリョン)から返還を受けた資金でシンウ通運の株を買い集めていた。
みたび敗北したスンウ...チェリンは、そんなスンウと顔を見合わせようともしなかった。
チェリンをあきらめたスンウは、スインの愛を受け入れようとしていた。
そしてギプンは、全ての戦いが終わりチェリンとの別れの時が近いことを覚悟する。
シンウ通運を失い資金繰りが悪化したシンウ側は、買収したセリンヌをサムソンに買い戻してもらうことになった。
チェリンは、以前突きつけられた厳しい条件を逆に突きつけセリンヌを有利に買い取った。
スンウはチェリンにやり直せないかと頼むが、ギプンを想うチェリンはそれに応えることはなかった。
チェリンは父の墓前にセリンヌを取り戻したことを報告するが、なぜか虚しいと本音を漏らした。
その頃、サムソンデパート社長の座が完全に遠のいたミラは、ボッギュからのプロポーズを涙で受け入れていた...ボッギュの田舎でりんご農園?
ギプンはデパートが不渡りを出す前に住んでいた家をチェリンにプレゼントし、姿を消そうとする。
一方、チャンビはチェリンに、ギプンを頼むという手紙とともに、チェリンへの想いを綴ったギプンの手帳を送っていた。
さらにチャンビはギプンに、一人でアメリカへ行くという手紙を残した。
ギプンはチャンビを追って空港へ、ギプンの自分への強い想いを知ったチェリンも後を追った。
そして空港、ギプンとチェリンが抱きしめ合う様子を見たチャンビは、黙って一人飛行機へ。
飛行機の中、落ち込むチャンビの前に、結局チェリンと別れ飛行機に乗ったギプンが現れた。
一方、チェリンは、ギプンへの想いを封印し、一人で強く生きていくことを決意していた。(終)
(総評)
いつもながらうるさいチャ・テヒョンには賛否両論でしょうが、全体評価としては面白かった。
結末は、かなり意外...結局はチェリンとスンウが結ばれると思っていたのに。
その後があれば、結局そうなりそうでもあるんだけど。
経営権を巡る争いも前半は良かったんだけど、最後まで延々と株がどうのこうのと続くのはちょっと。
後半はラブストーリー中心の方がもっとよかったかも?
M&Aとか委任状対決とか日本で一般的になってきたのは、ここ数年のことだと思うけど、5年以上前のドラマでこんなテーマを扱うのはかなり先進的だったのでは?
難しいことは抜きにして単なる物語としても十分楽しめると思います。
ちょっと普通のドラマとは違うので新鮮かも?
ジュリエットの男 ドラマ情報
韓国ドラマ登場人物 ジュリエットの男

