悪の花
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2007年03月16日

春のワルツ 第20話「愛と希望の島」(最終回)

ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章、「春のワルツ」。

会見場に現れたチョンテ(イ・ハヌィ)は、チェハ(ソ・ドヨン)は自分の息子ではないと証言した。
様々な思いが巡る中、チェハは"ユン・ジェハ"と名乗りウソをつき通した。
イナ(イ・ソヨン)もチェハとの結婚を宣言し、ひとまず誘拐疑惑は収まった。
テレビで会見を見たウニョン(ハン・ヒョジュ)はチェハに電話し、これでよかったと伝えた。
息子の幸せのため自分の息子を息子と言えなかった事に苦悩するチョンテは泥酔し、車にはねられてしまう。
病院に駆けつけるチェハ、泣きじゃくるカング...チェハはチョンテの遺体の前で号泣した。
しばらく後、ウニョンはミジョン(チェ・ジャヘ)とともにアクセサリーショップを再開し、チェハもコンサートの準備に取りかかった。
"ユン・ジェハ"として生きる事になったチェハは、イナと結婚を前提に交際を続けながらもウニョンに会いたくて仕方がなかった。
ウニョンもまたチェハの事はあきらめたとはいえ忘れられずにいた。
そして、イナさえもチェハを解放し自由にさせるべきか悩んでいた。
そんな中、チェハのコンサート「春のワルツ」の開催日が訪れた...リハーサル中、チェハは貝殻細工をピアノの上に置いた。
楽屋の窓からウニョンが会場に来たことを知ったチェハ、嬉しくなり思わず笑みがこぼれた。
開演直後、ピアノの上に貝殻細工が無いことに気づいたチェハは、突然舞台を下りた。
チェハは、ゴミ箱の中から貝殻細工を見つけるものの割れた電球で指を切ってしまう。
周囲は病院へ行くよう説得するが、チェハはウニョンに聴かせるためコンサートを強行する。
コンサートのラスト、チェハは、冬しか知らなかった少年に春を教えてくれた少女ウニョンにむけてクレメンタインを捧げた。
聴き入るウニョンからは涙があふれた。
コンサート終了後、チェハはすぐに病院へ運ばれるが、プロのピアニストとしては絶望的な診断を受ける。
イナは貝殻細工を捨てた自分のせいだと責めるが、そんなイナをフィリップ(ダニエル・ヘニー)が慰めた。
退院したチェハはカングとともに養父母のもとへ帰った...カングも養父母に引き取られスッカリ息子きどりだった。
久しぶりにウニョンに会ったフィリップは、恋人として渡すことのできなかった指輪を友人として渡した。
フィリップは、オーストリアでガイドを名乗り出て、結局スホの所へ案内してしまったと話した。
フィリップはチェハと一緒にオーストリアに発つ事を告げ、二人は握手し抱きしめ合い別れた。
季節は流れ、次の冬が訪れた。
ウニョンの食堂にやって来たイナは、チェハとの結婚をやめた事、チェハがピアノをやめた事を伝えた。
そして、イナはコンサートでの経緯を話し、早くオーストリアへ行くようウニョンを促した。
オーストリアで再会したチェハとウニョン、二人は駆け寄り抱きしめ合い、笑顔で見つめあいキスをした。
二人は韓国に戻り、ウニョンの母の墓前で結婚の報告をした。
そして結婚式、二人は、イナやフィリップをはじめすべての人に祝福された。
"本当に愛していれば、会いたいと願えば"
"いつかまた巡り合うことができる、愛し合うことができる"
"しっかり隠れて、頭が見えてるよ"
"愛というのはかくれんぼに似ている"
"鬼が姿の見えない相手を求める、切ない心で呼び続ける"
"でも、いつまでも鬼が続くことはない、愛は必ず相手のもとへ導いてくれるから"
"春はまるでかくれんぼのようにある日突然姿を現す"
"だから春は、愛、許し、希望"
そして、二人はキスをした。(終)

(総評)
完全ハッピーエンドがよかった。
「秋の童話」は論外ですが、「冬のソナタ」も「夏の香り」も何となくハッピーエンドだったのに対して結婚式まで見せた今回の「春のワルツ」には大満足です。
いくら面白くても最後が不幸だと悲しすぎます。
スホとウニョンの子供時代が丹念に描かれている点もよかったと思います。
好きなシーンは、第16話のラスト、チェハがチョンテにスホであることを明かし、それをウニョンが聞いているところ。
あと、衝撃的だったシーンは、カングを出迎えた父親がチョンテだったところ。
ユン・ソクホ監督の次のシリーズものに期待します。
なお、4月からNHK総合で「春のワルツ」が放送される予定です。(4月7日午後11時10分スタート)

※この記事は、NHK-BS2版にもとづいています。(韓国で放送されたオリジナル版とは違います)

春のワルツ ドラマ情報

キャスト&登場人物
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2007年03月01日

春のワルツ 第19話「誘拐疑惑」

ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章、「春のワルツ」。

スホに対する誤解が解けたウニョン(ハン・ヒョジュ)は、チェハ(ソ・ドヨン)を捜し始めた。
チェハの秘密を明かしウニョンを完全にあきらめることになったフィリップ(ダニエル・ヘニー)は涙した。
ウニョンは、子供の頃に船で流された島でチェハを見つけた。
スホがチェハになった理由を全部聞いて全部許せたと話すウニョンをチェハが抱きしめた。
二人は、子供の頃のようにラブラブに戻った。
フィリップから二人の過去をすべて聞いたイナ(イ・ソヨン)...直後、チェハの養父の誘拐疑惑が報道された。
チェハはイナのせいだと責めるが、フィリップはヒジンの仕業だと説明しイナをかばった。
チョンテ(イ・ハヌィ)を呼び出した養父は、あなたがチェハの父親でないことを証明するのが最善の方法だと説得した。
しかし、それだけはできないチョンテはチェハに、何と言われようとお前の父だと話した。
養父は皆が注目する記者会見でチェハと名乗るよう求めるが、チェハはイ・スホとして生きると宣言した。
チェハの宣言に意外にも養母は賛成だった...スホでもチェハでも息子には変わりがないと言う養母にチェハは、母親の深い愛情を感じた。
ウニョンを呼び出したイナは、秘密がバレればすべての人が不幸になると告げ、チェハから離れるよう要求する。
ウニョンは、"お兄ちゃんは永遠にお兄ちゃん"と心の中で唱え、指輪をはずしチェハと別れる覚悟をする。
食堂に来たチェハにウニョンは、ユン・ジェハとして生きてもお兄ちゃんには変わりがないと告げた。
そんな中、疑惑を受けたチェハの記者会見が始まった。

※この記事は、NHK−BS2版にもとづいています。(韓国で放送されたオリジナル版とは違います)

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2007年02月22日

春のワルツ 第18話「悲しい誕生日」

ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章、「春のワルツ」。

ウニョン(ハン・ヒョジュ)は、すぐに離れチェハ(ソ・ドヨン)を受け入れることはなかった。
翌朝、チェハが目覚めた時、ウニョンはすでに出かけていた。
ウニョンはフィリップ(ダニエル・ヘニー)とともに、フィリップの母方の祖父を訪ねていた。
しかし、フィリップは門前払い...来なきゃよかったと後悔する。
ウニョンは、"心の中に母がいるのは同じ"と慰めた。
しばらくすると、祖母がフィリップを追いかけてきた...涙で抱き合うフィリップとおばあちゃん。
祖父は、娘(フィリップの母)が死んだのは夫(フィリップの父)のせいだと思い込み恨んでいた。
フィリップは母の墓参りをして号泣した。
フィリップはウニョンに、笑顔が戻るまで力になりたい、守ってあげたいと申し出て、優しく抱きしめた...その様子をチェハが見つめていた。
ウニョンの誕生日、その日は母の命日でもあった。
家に来たチェハはウニョンを連れ出し、ウニョンの子供の頃の望みだった遊園地にやって来た。
チェハがケーキを用意すると、ウニョンは子供の頃、スホと一緒に石で作ったケーキを思い出した。
ウニョンは、今日が母の命日であることを明かし、普通なら一番うれしい日が私には一番悲しい日になったと話した。
チェハはただ謝るしかなかった。
ウニョンは、チェハは愛しているけどスホは絶対にダメと受け入れなかった。
しかし、ウニョンは、子供の頃スホに渡した貝殻細工をチェハが大切に持っていたことを知り、少しスホの見方が変化した。
そんな中、チェハのCDが発売になり、サイン会には行列ができた。
会場にはウニョンもやって来るが、チェハと目が合うと逃げ出してしまう。
しばらくすると、養父母そしてチョンテ(イ・ハヌィ)とカングも顔を出す。
カングがチェハに、"スホ兄さん"と声をかけると会場は騒然となり、イナ(イ・ソヨン)や養父母は動揺して固まってしまう。
ヒジン以外の記者もチェハの身辺に何か秘密があると感づき始めていた。
ミジョン(チェ・ジャヘ)が口をすべらせ、チェハがスホであることがウニョンの母ヨンスンや弟にバレてしまう。
ヨンスンは激怒し、チェハにウニョンから離れるよう要求する。
チェハはヨンスンの話から、チョンテがスホに会わせるとウソをつきウニョンを連れ出し旅館に売り飛ばした事を知り、大きく心を痛めた。
夜、フィリップから何故子供の頃ウニョンを捨てたのか聞かれたチェハは、養父母との出会いの経緯を話し、ウニョンの手術代と引きかえに養子に出たことを打ち明けた。
何故すぐにウニョンに会わなかった?と問われると、ウニョンの手術は失敗し死んだと聞かされていたと答えた。
フィリップは、ひどい親だと養父母を非難するが、チェハは、本当の息子のように育ててくれたとかばった。
イナはチェハに、秘密がバレないようにするには結婚しかないと迫った。
次の日、チェハが行方をくらませた。
フィリップは、君がチェハを追い込んだとイナを責め、ウニョンにはスホは手術代のためにいなくなった事を教えた。

※この記事は、NHK−BS2版にもとづいています。(韓国で放送されたオリジナル版とは違います)

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2007年02月14日

春のワルツ 第17話「許されない愛」

ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章、「春のワルツ」。

あまりの衝撃にウニョン(ハン・ヒョジュ)はその場を去り、チェハ(ソ・ドヨン)は泣き崩れた。
チェハはチョンテ(イ・ハヌィ)に、今すぐソウルを離れて二度と現れるなと言い捨てて去った。
イナ(イ・ソヨン)は、記者ヒジンの取材から、スホが行方不明扱いになっていることを知った。
ヒジンは、養子になったことは親も知らないと話し、ある意味これは誘拐ではないかと言い出した。
チェハはウニョンの家を訪ねるが、ウニョンがドアを開けることはなかった。
ホテルにチェハを訪ねて来たチョンテは何とかチェハの気を引こうとするが、チェハは"お金が欲しいのか?"と突き放した。
ウニョンは、スホとは知らずチェハを愛してしまったことを、亡き母に謝罪した。
次の日、チェハの練習室に来たウニョン...二人はピアノでクレメンタインを弾く。
チェハの手にはウニョンが贈った指輪があったが、ウニョンの手に指輪はなかった。
別れ話をするウニョン...そして、"こんなの嫌、お兄ちゃん"...チェハは、ウニョンが全てを知った事を知る。
ウニョンが、"あなたを許したら、母が私を許さなくなる"と話すと、チェハはその場に崩れ落ちた。
ウニョンが倒れたと連絡を受け病院に来たチェハ。
チェハは、"スホはウニョンを苦しめたけど、チェハはウニョンを幸せに出来る"と話し、だから最後まで隠し続けたかったと打ち明けた。
しかし、ウニョンは、スホもチェハも許さないと罵声を浴びせ続けた。
ウニョンの弟に誘われ飲んだチェハは、泥酔してしまう...弟に介抱されたチェハは、ウニョンの家に泊まることに。
チェハが寝言で、"ウニョン"と何度も口にすると、ウニョンは思わずチェハに寄り添った。
ウニョンに気づいたチェハは、"愛してる"と言いウニョンを抱きしめた。

※この記事は、NHK−BS2版にもとづいています。(韓国で放送されたオリジナル版とは違います)

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