ユン・ソクホ監督の色をテーマにしたドラマシリーズ。
ラジオ局の構成作家ヨンギョ(オク・ソリ)は、同じ職場のプロデューサー、キョンミン(ハ・ジェヨン)に憧れに近い感情を持っていた。
妻の下着を買う姿を見たヨンギョは、キョンミンがとても奥さんを大切にしているように見えた。
そんな中、一人旅に出かけたヨンギョは、列車の中でキョンミンに会った...同じ職場とはいえ話をするのはこれが初めてだった。
目的地が同じだった二人は、そこでも再会し何となくいい雰囲気になるが、それ以上は何も起こらなかった。
ソウルへ戻ると、キョンミンの一家が偶然ヨンギョの近くに引っ越してきた。
ほとんど車を運転しないというキョンミンをヨンギョが局へ送ったりしているうちに、二人は徐々に惹かれ合っていく。
車に乗せてもらったお礼に映画の試写会のチケットを2枚もらったヨンギョは、1枚をキョンミンに返した...結局、試写会で一緒になる二人。
それから二人は、自然にデートを重ねるようになった。
ある日、キョンミンを送ったヨンギョは、キョンミンが店で家族へのお土産を買う後ろ姿を見て惨めになった。
次のデート、キョンミンに子供へのお土産を用意したヨンギョは、お土産を買う姿は見たくないと正直に話した。
そんな中、キョンミンの引越しパーティが行われることになり職場の同僚とともにヨンギョも招かれた。
そこで、ヨンギョは、キョンミンの妻(クム・ボラ)と初対面を果たす。
妻は、キョンミンとヨンギョが不倫関係にあることを見抜いていた。
お互い相手を警戒し様子を伺いながら、ヨンギョは妻の座に嫉妬し、妻はヨンギョの若さに嫉妬していた。
パーティが終わり、ヨンギョを外まで送ったキョンミンは、ヨンギョの車に乗り込み二人だけの時間を過ごしてしまう...そこを外に出てきた妻に見られた。
妻は家に戻ると、電気スタンドの傘をハサミでズタズタにして怒りをあらわにした...怒りの矛先は、キョンミンにも向けられた。
そして、キョンミンを巡り女二人の戦いが始まった...戦いは相手に勝つことではなく、自分自身の愛ともう一度向き合うことだった。
実家へ帰ったヨンギョは、喫茶店でコーヒーを飲みながら思い悩むが、心の整理はできないでいた...そんなヨンギョの心情を喫茶店のマスターは見抜いていた。
一方、キョンミンは家を出た妻の実家に通う毎日...ヨンギョとは仕事で親しくなっただけと言い訳して謝罪するが妻は受け付けなかった。
仕事に出てこなくなったヨンギョを心配したキョンミンは、慣れない車を運転して ヨンギョの実家を訪ねた。
ヨンギョの叔父の計らいで喫茶店で再会する二人だったが、ヨンギョはすでに別れる覚悟だった...煙草を吸い過ぎるヨンギョをキョンミンが注意する。
最後にヨンギョが、奥さんより先に出会っていたら結婚してた?と問いかけ涙すると、キョンミンはハンカチを渡し黙って立ち去った...二人の様子をマスターが見守っていた。
帰り道、慣れない車を運転するキョンミンは、ガス欠の警告ランプに気をとられ事故をおこし重体になった。
病院に駆けつけた妻にキョンミンは、ヨンギョと話をつけに行ったと話した。
やがてヨンギョも病院に駆けつけてくるが、妻の姿を見つけると病室に入ることを躊躇する。
ヨンギョを見つけた妻は、妻の座に対する凄まじい執着を見せるが、キョンミンに会うことは許した。
ヨンギョは、妻に対して深い罪悪感を持った。
しばらく後...。
キョンミンと別れたヨンギョは、喫茶店のマスターと結婚していた。
ヨンギョは、大好きな煙草を断つ事は出来てもキョンミンとの思い出を断つ事は簡単ではないと感じていた。
それでも今は、キョンミンとその妻の幸せを心から祈っていた。(終)
「カラー」の登場人物はこちら→韓国ドラマ☆登場人物(カラー(ブラウン:コーヒーの香りは風に飛ばされて))
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2007年05月25日
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