ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終章、「春のワルツ」。
会見場に現れたチョンテ(イ・ハヌィ)は、チェハ(ソ・ドヨン)は自分の息子ではないと証言した。
様々な思いが巡る中、チェハは"ユン・ジェハ"と名乗りウソをつき通した。
イナ(イ・ソヨン)もチェハとの結婚を宣言し、ひとまず誘拐疑惑は収まった。
テレビで会見を見たウニョン(ハン・ヒョジュ)はチェハに電話し、これでよかったと伝えた。
息子の幸せのため自分の息子を息子と言えなかった事に苦悩するチョンテは泥酔し、車にはねられてしまう。
病院に駆けつけるチェハ、泣きじゃくるカング...チェハはチョンテの遺体の前で号泣した。
しばらく後、ウニョンはミジョン(チェ・ジャヘ)とともにアクセサリーショップを再開し、チェハもコンサートの準備に取りかかった。
"ユン・ジェハ"として生きる事になったチェハは、イナと結婚を前提に交際を続けながらもウニョンに会いたくて仕方がなかった。
ウニョンもまたチェハの事はあきらめたとはいえ忘れられずにいた。
そして、イナさえもチェハを解放し自由にさせるべきか悩んでいた。
そんな中、チェハのコンサート「春のワルツ」の開催日が訪れた...リハーサル中、チェハは貝殻細工をピアノの上に置いた。
楽屋の窓からウニョンが会場に来たことを知ったチェハ、嬉しくなり思わず笑みがこぼれた。
開演直後、ピアノの上に貝殻細工が無いことに気づいたチェハは、突然舞台を下りた。
チェハは、ゴミ箱の中から貝殻細工を見つけるものの割れた電球で指を切ってしまう。
周囲は病院へ行くよう説得するが、チェハはウニョンに聴かせるためコンサートを強行する。
コンサートのラスト、チェハは、冬しか知らなかった少年に春を教えてくれた少女ウニョンにむけてクレメンタインを捧げた。
聴き入るウニョンからは涙があふれた。
コンサート終了後、チェハはすぐに病院へ運ばれるが、プロのピアニストとしては絶望的な診断を受ける。
イナは貝殻細工を捨てた自分のせいだと責めるが、そんなイナをフィリップ(ダニエル・ヘニー)が慰めた。
退院したチェハはカングとともに養父母のもとへ帰った...カングも養父母に引き取られスッカリ息子きどりだった。
久しぶりにウニョンに会ったフィリップは、恋人として渡すことのできなかった指輪を友人として渡した。
フィリップは、オーストリアでガイドを名乗り出て、結局スホの所へ案内してしまったと話した。
フィリップはチェハと一緒にオーストリアに発つ事を告げ、二人は握手し抱きしめ合い別れた。
季節は流れ、次の冬が訪れた。
ウニョンの食堂にやって来たイナは、チェハとの結婚をやめた事、チェハがピアノをやめた事を伝えた。
そして、イナはコンサートでの経緯を話し、早くオーストリアへ行くようウニョンを促した。
オーストリアで再会したチェハとウニョン、二人は駆け寄り抱きしめ合い、笑顔で見つめあいキスをした。
二人は韓国に戻り、ウニョンの母の墓前で結婚の報告をした。
そして結婚式、二人は、イナやフィリップをはじめすべての人に祝福された。
"本当に愛していれば、会いたいと願えば"
"いつかまた巡り合うことができる、愛し合うことができる"
"しっかり隠れて、頭が見えてるよ"
"愛というのはかくれんぼに似ている"
"鬼が姿の見えない相手を求める、切ない心で呼び続ける"
"でも、いつまでも鬼が続くことはない、愛は必ず相手のもとへ導いてくれるから"
"春はまるでかくれんぼのようにある日突然姿を現す"
"だから春は、愛、許し、希望"
そして、二人はキスをした。(終)
(総評)
完全ハッピーエンドがよかった。
「秋の童話」は論外ですが、「冬のソナタ」も「夏の香り」も何となくハッピーエンドだったのに対して結婚式まで見せた今回の「春のワルツ」には大満足です。
いくら面白くても最後が不幸だと悲しすぎます。
スホとウニョンの子供時代が丹念に描かれている点もよかったと思います。
好きなシーンは、第16話のラスト、チェハがチョンテにスホであることを明かし、それをウニョンが聞いているところ。
あと、衝撃的だったシーンは、カングを出迎えた父親がチョンテだったところ。
ユン・ソクホ監督の次のシリーズものに期待します。
なお、4月からNHK総合で「春のワルツ」が放送される予定です。(4月7日午後11時10分スタート)
※この記事は、NHK-BS2版にもとづいています。(韓国で放送されたオリジナル版とは違います)
春のワルツ ドラマ情報
キャスト&登場人物
キャスト&登場人物EX(画像付き)
韓国ドラマ 並行輸入品

韓国ドラマ 並行輸入品

※当面、画像は表示されません
2007年03月16日
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