スホは砂浜に大きく、"ウニョン、ごめん"と描いた。
島で父チョンテ(イ・ハヌィ)と暮らし始めたスホだったが、またいつ父親がいなくなってしまうか不安でたまらなかった。
そして、案の定チョンテはヘスン(ユン・ユソン)が血のにじむ思いで貯めたウニョンの手術費用を盗んで島から逃げた。
愕然とするヘスンは、チョンテを追ってソウルへ向かう。
残されたスホは学校の仲間から泥棒扱いされるが、もうウニョンもかばってくれない。
一人になったスホは、「クレメンタイン」(注)を寂しそうに唄う。
そんなスホにヘスンの友人ポンヒ(キム・ミギョン)は施設に入るよう勧めるが、スホは父親の行方を捜す決意をする。
そして、スホは小船に乗り海へ...心配したウニョンが再び海へ...ウニョンは何とか小船にたどり着くが、船は潮に流され岸に戻れなくなる。
翌朝、船は見知らぬ島にうちあげられるが、親切な老夫婦に助けられ夫婦の家で世話になる。
その頃ソウルでは、チョンテの行方がわからず呆然と歩くヘスンが交通事故に遭い大変なことになっていた。
そんなことを知る由も無いウニョンは、再びスホと仲のいい兄妹に戻っていた。
夜、学校に通っていなかったスホは、「宿題チェックのハンコ」を知らなかった事にスネてしまう。
そんなスホの腕にウニョンは、「ウニョンの兄のハンコ」を押してなだめた。
ウニョンがウソつきでもいいアメリカ帰りでなくてもいいと話すと、スホは涙でそれに応えた。
そして、二人は一緒に「クレメンタイン」を唄う。
翌朝、ウニョンだけを島に残してソウル方面へ行く船に乗るスホだったが、すぐに気づいたウニョンもその船に乗りスホの前に姿を現す。
船を下りた二人は、列車に乗り継ぎソウルに着いた。
早速スホはウニョンとともに心当たりを訪ね歩くが、どこへ行っても父の悪い評判だけを聞かされ追い返される。
途方に暮れる二人...ウニョンは、星も見えないソウルは嫌い、家に帰りたいと嘆いた。
スホが、"星は悪い雲が隠しているだけ、見えないけど無いわけじゃない、ちゃんとある"と話すと、ウニョンは「クレメンタイン」を唄うようスホに頼む。
唄い始めるスホ、ウニョンは眠りに就いたようだったが様子がおかしい。
(注)「クレメンタイン」:日本では「雪山賛歌」として知られているが、韓国では漁師が島を去った娘を懐かしむ歌詞がついているメロディ。
※この記事は、NHK−BS2版にもとづいています。(韓国で放送されたオリジナル版とは違います)
春のワルツ ドラマ情報
ラベル:春のワルツ