序盤、たっぷりと見せてくれた子供時代。
ここだけで1本の短編ドラマのようですごくよかったです。
チョンドン(後にチョソン、子役:チュ・ミンス)はソファ(子役:パク・ボヨン)に献身的に尽くしますが、ソファはおぼっちゃまの者乙山君(後に成宗、子役:ユ・スンホ)を好きになってしまうんですね。
これが不幸の始まりとなってしまいます。
者乙山君が第9代王の成宗(コ・ジュウォン)になり、最初の王妃が病死すると、やがてソファ(ク・ヘソン)が2番目の王妃となります。
完全にソファへの想いが成就しないとわかったチョンドンは、自らのチンチンを切って内侍キム・チョソン(オ・マンソク)になり、ソファを近くで見守ろうとします。
このあたりで既にじゅうぶん悲しい物語となってしまいます。
しかし、実際には大部分は朝廷の権力争いや内侍府のことが描かれ、主役はチョ・チギョム(チョン・グァンリョル)という感じです。
その後、ソリョン(チョン・ヘビン)、オウドン(キム・サラン)等の登場で飽きさせません。
悪役のチョン・ハンス(アン・ジェモ)も存在感を増してきます。
その後、ソファは王子ユン(後に燕山君)を産みますが、あまり身分が高くない出身なので成宗の母である仁粹大妃(チョン・インファ)らの謀略にかかり廃位、さらには死刑(自害)になってしまいクライマックスを迎えます。
毒薬を飲んだソファをチョソンがおぶって、そのままソファが息絶えるシーンは、このドラマのハイライトでした。
普通のドラマなら大体これで終わりなのですが、この後にスゴい第2部が待っていました。
成宗が病死し大人になった燕山君(チョン・テウ)が第10代王に即位すると、まるでドラマ「燕山君」という感じのものが始まります。
燕山君が朝鮮王朝一番の暴君だと言われていることは知っていましたが、何故暴君となったのかが描かれ楽しめました。
また、期待通り張緑水(チャン・ノクス:オ・スミン)もちゃんと登場しました。
母ソファが謀略によって殺されたと知った燕山君の復讐が始まりました。
燕山君の暴れっぷりも最初のうちは痛快なのですが、最後は狂ったようになってしまい、とうとう子供の頃から慕っていたチョソンまで殺してしまいました。
そして、燕山君の廃位というかたちで結末となりました。
登場人物のほとんどが死んでしまい(それも殺害されたり死刑になったり)、とってもとっても悲しい物語でした。
主要登場人物の結末は、こちら(ネタバレ注意!)
王と私 ドラマ情報
韓国ドラマ登場人物 王と私




第一章 前編

第一章 後編

第二章 前編

第二章 後編

最終章 前編

最終章 後編

ラベル:王と私
李氏朝鮮で○祖、○宗と贈り名がつかない2人の王のうち、燕山君の物語を後半は、やっていましたね。
このドラマでは、廃妃・斉献王后は、だいぶ脚色されて描かれているみたいですね。
>燕山君の暴れっぷりも最初のうちは痛快な
>のですが、最後は狂ったようになってしま
>い、とうとう子供の頃から慕っていたチョ
>ソンまで殺してしまいました。
そうですね、忠臣の金 処善までもがあんなに残酷な殺され方をするとは、悲しい結末ですね。
内侍なんていう制度を知らなかったので、このドラマを見て勉強になりましたね。
燕山君、光海君と贈り名?がつかない王の話は面白いですね。