あっという間の全42話で、とても面白かったです。
特に後半のスピード感はすごく、最後まで飽きさせませんでした。
このスピード感は怪我の功名というか、韓国での放送時、大ヒットドラマとなった「チャングムの誓い」と放送期間がスッポリ重なったため視聴率が取れず、早々と打ち切りが決まり、急いでシナリオをこなしたためだと思われます。
このあたりのことは、臨海君(キム・ユソク)の妻ホ氏役を演じたイ・アヒョンさんが語っています→こちら。
時代劇の場合、歴史的事実というのがあり、ある意味最初からネタバレなのでストーリーとともにキャラクターがより大切だと思います。
「王の女」の場合、イ・ハンミン(イ・フン)やソンイ(キム・ヘリ)等の存在は大きかったと思います。
特にソンイの夫となったギチュク(イ・ドゥイル)は大好きなキャラクターでした。
何の取り柄もなさそうな男が幼い頃のソンイの占い通り最後は、禁軍将という役職に就きました。
ギチュク絡みで印象に残るシーンは、謀反一味として王妃(サガン)のもとに乗り込んだ際、王妃に「土足で入るのか」と怒鳴られ、一緒に来た人は完全無視なのに対し、ギチュクは靴を脱ごうとしたところ。
何でもないシーンなのですが、個人的に妙にウケました。
視聴率が順調で話数が増えれば、この人たちはもっと活躍し話は膨らんだと思われます。
メイン部分では、もともといい人のハズだった光海君(チソン)がキム尚宮(パク・ソニョン)や臣下の裏工作によって変わっていく様子が痛々しくもありました。
紆余曲折の末、宣祖(イム・ドンジン)から光海君、そして仁祖と王位が継承されますが、誰一人幸せだった人はいないような何だか悲しい物語でした。
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ラベル:王の女