私がこれまでに見た時代劇の中では一番面白かったです。
同じチェ・スジョン主演の「海神(ヘシン)」等もかなり面白かったのですが、長編時代劇の場合、序盤で一気に引き込まれ、そして終盤盛り上がり最終回...というパターンがほとんどだと思います。
共通して残念なのが、中盤ダラダラと中だるみがある点です。
しかし、この「大祚榮(テジョヨン)」は、スピード感があり次から次へと話が展開し、全134話と長丁場ながらずっと盛り上がったままでした。
このドラマの大きな魅力のひとつは多彩なキャラクターの存在でした。
テ・ジョヨン、ソリンギ、イ・ヘゴ、チョリン、スギョンのメインキャラクターは勿論のこと、コルサビウ、フクスドル、ミモサ、クムラン、ケピルサムン等、個性豊かなキャラクターがドラマを盛り上げました。
テ・ジュンサンやヤン・マンチュンもおじさんながらカッコ良かった。
また、敵に目を移しても冷血な則天武后をはじめシン・ホン、イ・ムンとその副将たち、同じ高句麗ながらも憎らしかったプ・ギウォン、サブクといずれも個性的でした。
そして、中終盤の立役者コム...コムの存在がドラマの面白さを押し上げました。
個人的にお気に入りキャラは、文句なくカッコいいコルサビウ、そして何の役に立っているのか不明だけどいつもソリンギの横にいるホンペ...ソリンギの「ホンペや」が聞けなかった回は寂しい気持ちになりました。
大好きなシーンは、記憶に新しいこともあって、コルサビウがクムランを背負って逃げるところから死んでいるクムランにプロポーズするところ...悲しいシーンですがとても印象深いものがありました。
戦のスペシャリストであるハズのコルサビウが、なぜトッサにクムランの意図を読めなかったのか残念です。
疑問みたいなことでは、ヨン・ナムセンの消息...かすかな記憶ではチソン楼でジョヨンと向き合ってから突然登場しなくなりました。
いつか再登場すると思っていたのですが、結局最後まで出てきませんでした。
あと、終盤でのホンペの病気の意味...てっきり唐軍に伝染病が広がってテ・ジョヨン逆転勝利の伏線だと思ったのですが、これも何事もなかったように流されてしまいました。
唐の人がみんな朝鮮語を話すのは、全く気になりませんでした。
最後に...テ・ジョヨンとイ・ヘゴの一騎打ちで最高に盛り上がった第132話、その流れで一気に最終回へ向かって欲しかった。
コムが去るシーン、唐が実質的に降伏といえる和睦を申し出るシーン、回想シーンで終わればよかったのですが、突厥との連合交渉等があり、せっかく盛り上がったところをクールダウンさせて最終回を迎えたのはちょっと残念でした。
(BS日テレ版の)エンディングで、テ・ジョヨン、コルサビウ、フクスドルの初登場と思われるシーンが入ったのは、とってもよかったです。
全134話、面白くてあっという間でした。
大祚榮(テジョヨン) ドラマ情報
大祚榮(テジョヨン) キャスト&登場人物
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